Tsugu
Project Name
豊中の家
| Location | 大阪 |
|---|---|
| Main use | 住宅 |
| Structur | 2階建て |
| Building area | 101.51㎥ |
周囲を住宅に囲まれた旗竿地の中で、外部に大きく開くことは、必ずしも快適な住環境につながるとは限らない。本計画では、敷地に生じる余白を単なる屋外空間として残すのではなく、建築の内部に取り込み、住まいをかたちづくる要素として丁寧に扱うことを設計の起点とした。


建物の中央には、リビングの吹き抜けへと連続する中庭を設け、光や風、視線が自然に巡る構成としている。この中庭は、外部でありながら日常の生活と密接に関わる場であり、住まい全体の明るさや奥行きを生み出す役割を担っている。






リビングは中庭の空間と一体的に計画され、実際の床面積以上の広がりを感じられる場所となった。

生活の中心は1階に置きながら、吹き抜けを介して2階の個室とゆるやかにつなげることで、家族の気配が上下階に分断されずに伝わる構成としている。個室は将来的な間取り変更を想定し、使い方の変化に対応できる余白を残しておいた。





家事動線はキッチンを中心に回遊できる計画とし、収納は動線の途中に配置することで、日常の動きに無理なく馴染む住まいを目指した。




外部を内部に引き込みながら、落ち着きと開放感を併せ持つ、都市の中の穏やかな住空間をつくり出している。